花粉症
(舌下免疫療法)
当院では、アレルギーの検査・治療を行っています。
症状や生活スタイルにあわせて、最適なお薬を処方しますので、お気軽にご相談ください。
当院で可能な治療法
症状を抑えるお薬の処方
舌下免疫療法(スギ花粉・ダニ)
鼻粘膜焼灼術(レーザー治療)
当院で処方可能なお薬
内服薬
点鼻薬(鼻スプレー)
点眼薬(目薬)
「妊娠/授乳中でも使えるお薬にしたい」「ドライバーなので運転中に眠くならないお薬にしたい」
などご希望がありましたら、調整いたしますのでお知らせください。
アレルギー検査(血液検査)
湿疹やかゆみ、鼻水など、アレルギーかもしれないという症状があるときは、自己判断せず、一度、アレルギーの検査を受けてみましょう。
保険診療です。
当院では、指先からのわずかな採血ででき、20分で結果がわかるアレルギー検査を行っております。
小さなお子さんから検査できますので、アレルギーが心配な方はどうぞご相談ください。
舌下免疫療法
舌下免疫療法の治療開始時期
スギ花粉症 | 5月中旬~12月中旬 |
---|---|
ダニアレルギー | いつでも開始が可能 |
アレルゲン免疫療法(減感作療法)とは
アレルゲン免疫療法は減感作療法と呼ばれ、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、身体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
アレルギー症状を治す可能性のある治療法と考えられています。
アレルゲン免疫療法には、アレルゲンを注射する皮下免疫療法という方法と、アレルゲンエキスを舌下に投与する舌下免疫療法という新しい方法があります。
これまでは、注射による治療が主でしたが「通院が週に何回も必要」「痛い注射をしなくてはならない」「注射による副作用のため息苦しくなった」など、患者さまにとって大きな負担となってました。
それを舌の下からお薬を体内に吸収させることで「自宅で」「痛みなく」治療できるようにしたのが、舌下免疫療法です。
対象
- 5歳以上のスギ花粉症、またはダニアレルギー患者
- スギ花粉症・ダニアレルギーの症状を問わず、お薬を毎日服用可能な方
- 少なくとも1ヶ月に1度、定期的な通院が可能な方
対象とならない方
- 病因アレルゲンがスギ花粉、またはダニでない方
- アレルゲンエキスの投与によりショック(急激な血圧低下により意識障害などを生じること)を起こしたことのある方
- 重度の気管支喘息患者
- 妊娠または授乳中の方(すでに免疫療法を行っており維持期においては治療を続けることが可能)
- β阻害薬(高血圧や不整脈に対して使用)使用中の患者
- 悪性腫瘍または免疫系の全身性疾患(膠原病や免疫不全症など)のある患者
有効性について
治療した人すべてに効果があるわけではありません。
一般的に約10%の人には効果がないと言われています。
効果が出始めるには少なくとも2~3ヶ月必要ですが、充分な効果が出るまで最低1年必要です。
治療終了後の効果持続期間は、4~5年の治療で約8年間の効果が継続するという報告があります。
副作用について
主な副作用は口内炎・口腔内の腫れ・のどのかゆみ・耳のかゆみ・頭痛などです。
まれですが、アナフィラキシーショックと呼ばれる重症の副作用(蕁麻疹・呼吸困難・腹痛や嘔吐などの消化器症状など)も起こりうることがあります。
スギ・ダニアレルギーが両方ある場合
同時治療は可能ですが、副作用の観点からどちらか一方の治療で少なくとも開始3ヶ月間問題がないのを確認してからもう一方の治療を開始いたします。
治療の流れ
STEP01
事前検査・治療説明
治療を受けるためには、血液検査の結果が必要です。
検査を受けたことがない方は、当院にて血液検査を行います。
当院以外で検査を受けたことがある方は、その結果用紙を持参してください。
治療の説明を受けて、同意書を記入していただき、初回投与の日を予約します。
STEP02
初回投与日
最初のお薬は、クリニックで医師の指導のもとに、ご自身で行っていただきます。
投与したあとは30分間、経過をみるために待合室で、お待ちいただきます。
時間に余裕のある日をご指定ください。